ダイアライザとは?どのような役割?

今回は透析室より血液透析に必要なダイアライザについてお話させていただきます。

ダイアライザとは血液透析を行うときに必要な筒型の人工腎臓のことです。

ダイアライザの中で血液と透析液が透析膜を介して接触することで物質の除去・補充が行われ腎臓の働きの一部を担っています。

ダイアライザの中には約1万本のストロー状の中空糸と呼ばれる透析膜が入っており1本1本の表面にとても小さな穴が開いています。内側に血液、外側に透析液が流れる仕組みになっており透析膜を介して接触することで血液中の必要な物質、不要な物質の除去・補充が行われています。

ダイアライザを介して主に以下のようなことが行われています。

  • 老廃物を取り除く
  • 電解質を調節する
  • 余分な水分を取り除く(除水)
  • 血液のpH調節(弱アルカリ性になるように)

ダイアライザには様々な種類があり、それぞれの素材の特性をいかして患者様の体格・血液データ・状態に合わせて選択しています。

以上、今回はダイアライザについて簡単に紹介させていただきました。

なお、当クリニックは 【老健施設 クローバー】 を併設しており、施設に入所しながらの透析治療も可能となっております。また、外来治療での送迎にも対応可能ですのでお困りの方は一度ご相談ください。