水分補給についてのあれこれ

夏本番を前に、今回は少し水分補給についてお話しさせていただきます。

皆さん「ペットボトル症候群」ってご存じですか?

一般的にはペットボトルに入っっているような清涼飲料水を大量に飲み続けることによって起こる、急性の糖尿病と言われています。高血糖がより喉の渇きを誘発し、それを解決するために更に清涼飲料水の摂取が助長される。この悪循環がペットボトル症候群(糖尿病性ケトアシドーシ)の発症につながることになります。解決されない喉の渇きの他に症状としては、疲れやすい、吐き気がするなどがあります。

 清涼飲料水の中でも「ペットボトル症候群」を起こしやすいのが、CM等でお馴染みのスポーツドリンクです。スポーツドリンクって「汗をかいたら!」とか「スポーツの合間に!水分補給に!」等CMで聞くことが良くありますよね。運動で大量に汗をかいたとき、無意識に体によいからとスポーツドリンクを飲むことがありますよね。

実はそんなスポーツドリンクには、100ml当たり約6gほどの糖質が含まれていると言われています。500mlのペットボトルだと約30gも糖質が含有されていることになります。

 適した場面で、量・本数が問題なければ良いと思います。しかし、飲み過ぎてしまう、更に日常的に飲むような習慣は結果として糖質の摂り過ぎとなり、血糖値が上がり、さらなる喉の渇きが起こるという前述した悪循環を引き起こすことになります。

また、一般的にスポーツドリンクには糖分の他に塩分も多く含まれているため、飲み過ぎると腎臓に負担をかけることになります。あまり身体に良い事ではありませんよね。

スポーツドリンクを飲むことが推奨されるのは、長時間の運動の際や屋外での作業時、既に脱水になってしまった場合です。脱水が起きている状態では、細胞内液と細胞外液のバランスが崩れているため、水だけを補給しても回復しません。そのため、塩分と糖質を含む経口補水液やスポーツドリンクを飲むことが推奨されます。

また、スポーツドリンクではありませんが、コーヒーや緑茶は水分補給にはなりません。それらには利尿作用があるカフェインが含まれているため、摂取した水分が排出されてしまい、むしろ逆効果になることもあります。できれば、日常の水分補給では水やカフェインを含まないような飲料水を飲むように心掛けましょう。

今年も昨年以上の猛暑が予想されていります。脱水症状は命に係わる事にもなりかねません。水分補給の際に少しでも思い出していただければと思います。